2018,12,21更新
ひらめき☆ときめきサイエンス

実験と工作で体験するカオスと液晶の科学


活動報告

大分大学理工学部共創理工学科自然科学コース
長屋智之(実施責任者)




 日本学術振興会と大分大学との共催事業として,平成30年12月9日(日)に「実験と工作で体験するカオスと液晶の科学」を開催し,高校生19名の方が参加しました。  午前中は,「カオスの科学」というテーマで,カオスについての基礎的な講義を行いました。講義の後半では,パソコン教室でエクセルを使ったカオスの発生メカニズムの演習を行いました。 午後は,カオス二重振り子の作成,カオス発振回路の波形観測,液晶電気対流のカオス現象観測を行いました。参加者は自作したカオス振り子をお土産として持ち帰りました。
 最後の終了式では,参加者の感想を述べて頂きました。「”カオス”といえば”混沌”という意味で使われますから、”カオス現象”に大まかな秩序があるということを知り、驚きました。」,「液晶が液体と結晶の間という意味で「液晶」だということを初めて知り、正確な定義を理解することができて良かった。二重ふりこは家で遊ぼうと思います。」,「IoTを使った説明もあり、コンピューターの弱点や、乱数の仕組などもおもしろく学ぶことができました。」などの好評を頂くことができました(感想欄参照)。この講座を通じて科学に対しての関心を持って頂くことができたのではと思っています。また,科研費研究の重要性も理解して頂けたと思っています。

問い合わせ先

大分大学 研究・社会連携部研究・社会連携課研究協力第一係
後藤史彦 Tel:097-554-7378(直通),Fax:097-554-8557, kaken1"@"oita-u.ac.jp ""を除く
大分大学理工学部共創理工学科自然科学コース
長屋智之 Tel:097-554-7955(直通),nagaya"@"oita-u.ac.jp ""を除く