xeonマザーのサーバー

29 10月

仮想化(kvm)を本格的に利用するために、サーバーを新調しました(text by kondo)。

クロック数よりも、コアの数を重視して、xeon E5-2620です。コア数が6個、クロックが2.0GHzです。これを2個使用できるように、マザーボードはintelのs2600cp4というものにしました。

マザーボードのサイズは、12 x 13 inch です。 E-ATX対応のケース(シルバーストン:SST-GD07B)を用意したのですが、少々小さかった。ねじ穴が合わないところが2,3ありましたが、何とか収めました。上の写真でみると,マザーが通常の範囲からはみ出して,空気取り入れ口(網目状のところ)の上にまではみ出しています。

メモリーのソケットが16個で、それぞれ8GBさして、全部で128GBです。最初、メモリーを全部さすと、たびたび起動に失敗していたのですが、業者の方にファームウェアを書き換えてもらったら、安定して起動するようになりました。上記の写真で、左にあるLEDはポストコードを示します。肝心のLEDにピントがあっていないのですが、下記にLEDの拡大写真を載せます。

ブートしないときに何度もチェックして、起動に失敗した場合の発光パターンを覚えてしまいました。

マザーの上には、見たことないコネクターがたくさん並んでいます。

 

cpuクーラーはインテルのもので、BXSTS200Cです。

 

メモリーは、センチュリーマイクロのCK8GX2-D3RE1600L82、規格はDDR3-1600 8GB Registered ECCです。結構メモリーにお金がかかりました。

電源はシルバーストンのSST-ST1000-Gです。EPS 12V対応です。

 

EPS 12V対応が何を意味するかは分かりませんが、少なくともCPU用の電源が2本必要です。xeon用なので8pinが2本必要です。下の写真のようなものです。

8pinといっても、4pinが二つ組み合わされていました。750ワットクラスぐらいの電源から、8pin 2本として、利用できる電源がありますね。

ケースは、先に書きましたが、シルバーストーンのものです。本来はハードディスクが何個も搭載できるケースなのですが、このマザーを入れると、cpuファンが邪魔になってハードディスクをマウントする冶具が利用できなくなりました(後で改造しました)。写真に見えますけど、オプションのような場所に2.5inchのハードディスクが一台だけとなりました。ハードディスクは外付けのものを考えた方が良いのかも知れません。ただ、インテルのマザーに合うケースとなると、インテルのケースを買うぐらいしかなさそうです。それ以外だと、大きさは十分であっても、ねじ穴の位置で、やはり苦労しそうです。意外と、横置きタイプのケースで良かったかも知れないと思っています。

 

OSは ubuntu 12.04 です。動作は良好です。

 

付記

ハードディスクや光学ドライブを収める冶具を改造しました。CPUと干渉してしまって,利用できなかったのですが,当たりそうなところに細工をしてみました。

上の写真は修整した後です。やすりでゴリゴリと削りました。通常のATXサイズであれば,干渉することはないのですが,このマザーだと冶具がマザーの上空にかぶさります。

下記はセットしたときの写真です。何とかうまくいきました。

 

他の部分のクリアランスも気になるところですが,メモリーとは十分に距離がありました。これはもともと考慮されているのかも知れません。

上の写真の右側にハードディスクベイがあります。やっと此処が使用できるようになりました。光学ドライブも一台は利用できるようになりました。

もう一枚,少し広い範囲の写真です(下図)。LEDのラインがぎりぎりです。マザーの上を対角に横切らせて,何とかとどきました。12cmのファンの位置を考えると,両方のCPUとも水冷にするという手もありそうです。良い位置に,12cmファン用の場所が確保されています。ただし,あんまり出っ張るタイプは無理かもしれません。

さて,そろそろケーブルを片付けないと!

付記 20140220

少し前ですが,cpuクーラーを交換しました。水冷です。intel の BXTS13X です。

 

2個使用します。アクロバットな取り付け方になりました。ケースのふたが閉まらない。

それでも静かになりました。自分の机の横に置いてもうるさくないぐらいです。