交流から直流をつくる簡単な整流回路です。
登場する素子と機材は(図1a,b)。
図1a
ダイオード,キャパシター(0.47μF),抵抗(4.3kΩ)
最初は抵抗のみの回路に交流を流します。配線は下記。
図2
オシロスコープには抵抗の電圧を入力します。むき出しのハンダ線で途中をつないでいます。
このときのオシロスコープの画面です。
図3
抵抗の電圧を表示しています。電源の周波数は300Hz。
まず,ダイオードを回路に加えます。電源のラインの途中に挟みます。
図4
発光ダイオードです。抵抗と直列に配置。
このときのオシロスコープの画面を見てみると …
図5
一方向しか電流が流れていません。ただ,正と負の電圧が対称的ではないですね。
次に,キャパシターを加えます。今度は電源と並列に接続します。
図6
極性のないキャパシター。極性があるタイプは逆につなぐと爆発します。
このときのオシロスコープは . . .
図7
脈打っていますが,電流がとぎれることなく一方向に流れ続けています。キャパシターが電源の代わりに電流を供給しているのが分かります。
電源の周波数を落として,60Hzにしてみました。
図8
キャパシターが供給している電流が途中でとぎれています。電気容量がもう少し大きい必要があるようです。
測定の様子を撮影した動画です。
図9
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おしまい!