windows7 に限らない話かもしれませんが,ファイルをコピーするときに速度が非常に遅くなるときがあります。USB外付けのハードディスクを利用している場合によく生じて,1 MB/sec 程度になることさえあります。
先日,VirtualBox のイメージファイル(25GB程度)を,外付けUSB2ハードディスクにコピーする際,数kB/sec ぐらいにまで極端に遅くなってしまって,どうしたものかと試行錯誤してみました。
ネット上でもよく同様の質問がなされています。よくある回答として,ファイル数が多くなると遅くなるという返事があるのですが,一個のファイルなので,この理由は当てはまりません。試しに,同じファイルを他のUSB2外付けハードディスクにコピーしてみると,33 MB/sec ぐらいの順当な速度になりました。二つのハードディスクを比較してみて,どうもこの違いはフォルダーの圧縮機能を利用しているかどうかにあると思われました。最初のハードディスクにはディスク全体に圧縮の機能をかけていました(対象のフォルダーやファイルはエクスプロラー上では青色で表示される)。通常は問題にならないのですが,このように巨大なファイルをコピーするときには,この圧縮の計算に時間がかかっているのではないかと推測しました。そこで,遅かった方のハードディスクの中身を他に移して,ディスク全体にかけていた圧縮機能を解除し,その後データを書き戻して,再び 25GB のファイルをコピーしてみると今度は 20 MB/sec 程度まで速度が回復しました。
まだUSB2からすると多少遅いです。raid の故か,それとも他のどこかにネックがあるのか分かりませんが,とりあえず実用の範囲になりました。